トランスナショナル象の道草記

海外駐在経験者による気ままなブログ

泡沫政党の淘汰で討論文化の興隆を

参議院議員選挙もいよいよ明日に迫りましたが、筆者が関心を持っているのは、中小というか泡沫政党の行方です。

筆者、テレビの政治討論番組と言うのは基本的に見ないんですが、それというのも参加者が非常に多すぎるということがその理由です。参加者が多いために基本的にそれぞれの政党の言いっぱなしになっていて、誰かが言ったことについての反論等が一切ありません。そのために一種の政治宣伝を聞いているようなもので、討論になっていないわけですよ。それならば、わざわざテレビを見るまでもなく、選挙広報を見れば済む話で、視聴時間の無駄ですよね。もちろん、詳細を少数意見も尊重ということも必要かと思いますが、それも程度問題で、議席数一桁の政党がたくさん並ぶのはねえ。

何よりも、このような小党乱立というか尊重が、日本で討論の前の文化がなかなか定着しないことにつながっているのではと感じます。やはり、政治は議論であり、丁々発止の論争を期待したいところです。ですので、今回の選挙では、小政党の多くにはフェードアウトしてもらうことが日本の政治にも寄与するのではないか、少なくとも政党要件とかTV出演のハードルも上げるべきではと切に思います。